高田社長に学ぶ「行動設計」を、あなたの価値観から応用してみよう
- Yutaka Sato
- 6月1日
- 読了時間: 3分

こんにちは。味語り®の佐藤です。
今日は、「伝える力」の象徴的な存在である、ジャパネットたかた創業者・高田明さんのエピソードをご紹介しながら、味語り®で大切にしている「価値観を起点とした行動設計」、そしてそこからさらに進化した「想起設計(CEP)」という視点についてお話しします。
◆ 売るのではなく、「未来の体験」を語る力
高田さんの販売スタイルには、数々の名エピソードがあります。
中でも印象的なのが、ある一眼レフカメラを紹介したときの話です。
彼は、カメラの画素数や重さ、レンズ性能などのスペックを詳しく語るのではなく、こう語りかけたそうです。
「お子さんが生まれたら、毎年1枚、大きなサイズで写真を撮ってください。 それを成人の日にまとめてプレゼントする。 きっと、最高の贈り物になると思いませんか?」
(出典:高田明著『伝えることから始めよう』)
これは、商品の説明ではなく、使われた後の人生の一場面を描いた言葉。
まさに「体験の記憶」を喚起し、感情を動かす伝え方です。
◆ 感情を動かすストーリーが行動を生む
このエピソードが教えてくれるのは、
「商品の特徴」ではなく、「未来の情景や感情」が人の心を動かすということ。
このような“行動を促すストーリー設計”は、
味語り®で取り組んでいる価値観統合マーケティングの中核でもあります。
◆ 味語り®がさらに踏み込む視点とは?
味語り®では、この行動設計に「想起設計(CEP)」という視点を加えています。
それは、どんな未来を描くかだけでなく、
「その未来が“いつ・どんな場面で思い出されるか”」まで設計するという考え方です。
たとえば——
子どもが生まれた瞬間
成人の日に手紙を添えて写真を渡すとき
写真立てを整理していたら懐かしい記憶がよみがえったとき
このような“想起される場面”=文脈(CEP)を明確にすることで、
お客様の中に“自然と思い出されるブランド”が生まれます。
◆ 想起されるブランドになるために
私たちはよく、「共感が大事」「価値観が大事」と言います。
でも、それだけではリピートや紹介にはつながらないこともあるんです。
なぜなら、
思い出してもらえないブランドには、再び接点が訪れないから。
だからこそ味語り®は、
あなたの価値観から始まる“行動と物語”に加え、
「どんなときに思い出されるブランドになるか」まで設計します。
◆ 最後に
高田さんのように、商品ではなく“その先にある人生のワンシーン”を語ることは、
きっと誰にでもできること。
でもそれを、あなた自身の価値観から出発して、
お客様の記憶に届く物語として語ることができたら——
そのブランドは、きっと“思い出され、選ばれる存在”になるはずです。
味語り®は、その“出発点”と“記憶の接点”を一緒に見つけていく場所です。
あなたらしい物語を、共感と感謝が循環する形で届けてみませんか?