ブランディングとは「銀座の高級感」ではない
- Yutaka Sato
- 7月19日
- 読了時間: 3分
──“らしさ”が伝わるプロセスとは?

「ブランディングって、銀座の高級ブランドみたいな話ですよね?」
そんな言葉を、これまでに何度か聞いてきました。
ですがそれは、よくある誤解。
ブランディング = 高級感を演出すること
= おしゃれなロゴや洗練された世界観をつくること
たしかに、見た目の整備もブランディングの一部ではあります。
けれど、本質はそこではありません。
また、「広告をかけて知名度を広げること=ブランドになる」
というわけでもないのです。
味語り®が考えるブランドとは
味語り®では、ブランディングをこう定義しています。
“らしさ”がじんわり伝わり、共感が循環する状態
つまり「あなたらしさ」が自然と伝わり、
その価値観に共感する人とエネルギーが循環していく。
結果として、応援されながら自然にビジネスが回りはじめる——
そんな状態こそが、ブランドになった状態だと考えています。
🔍ブランディングとは「記号」
味語り®のブランディングでは、「記号」という言葉を、
“誰が見ても同じ意味を想起するもの”という意味で使っています。
たとえば──
・🍎 を見れば、多くの人が「りんご」と認識する
・「スタバ」と聞けば、「あの雰囲気」「価値観」「体験」を想起する
・「あなたの名前」が出たときに、「あの人らしさ」「あの想い」「あの行動スタンス」が浮かぶ
このように、ある対象が意味や価値観を想起させる状態こそが、
ブランドが「記号化」された状態だと言えるのです。
言い換えると、「記号」とは “想起のショートカット”。
あなた自身の価値観や在り方が、言葉や発信を通して蓄積されていくことで、
「◯◯といえばこの人」という共通認識が育っていきます。
それは単なる見た目の演出ではなく、
日々の共感が少しずつ蓄積されて、
“意味”として定着していくプロセスです。
だからこそ味語り®では、ブランディングを
「おしゃれに見せること」ではなく、
“らしさ”が伝わり、共感が記号化されるプロセスと捉えています。
これからの時代に必要なのは、“共感の記号”
これまでは、
・どれだけ目立つか(認知)
・どれだけ見栄えがいいか(デザイン)
・どれだけの人に届くか(量)
が重視されてきました。
でもこれからは、
・どれだけ共感されるか
・どれだけ意味を持っているか
・どれだけ深い信頼を得られているか
が、ブランドの本質になっていきます。
ロゴやデザインの前に、“あなたらしさ”があるか。
その“らしさ”が、自然と伝わっているか。
そして、共感を生み出す循環が始まっているか。
味語り®は、そんな“あなたらしさ”の種から
ゆっくりと、共感の輪が広がっていくブランドを育てていきます。