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経営が続く人と、続かない人の違い

  • 執筆者の写真: Yutaka Sato
    Yutaka Sato
  • 3月1日
  • 読了時間: 3分

― 売上ではなく“自己一致”という視点 ―



法人経営の世界では、

「持続可能性」という言葉がよく使われます。


しかし多くの場合、それは

財務や事業モデルの話として語られます。


本当にそれだけでしょうか。


私は20年の事業経験の中で、

もう一つの持続条件があると感じています。


それは、


経営者自身が、自分を削らずに続けられること。





売上があっても、続かない理由


世の中には、

売上を伸ばす手法が数多くあります。


ダイレクトマーケティングもその一つです。


不安や恐怖を顕在化させ、

「今決めなければ損をする」と提示し、

選択肢を絞る。


理論としては正しい。


実際に成果も出る。


しかし私は、その実践に強い違和感を抱きました。


売上は立つ。

けれど、どこかで自分を削っている感覚が消えない。


相手を動かす側に立つこと。

操作する側として生きること。


そこに、壮絶な拒絶感がありました。




もう一つの違和感


ある起業塾で最初に作った事業は、

「食品の味を語る」ものでした。


プレゼンの最終日に、こう問われました。


「美味しくないものを依頼されたら、やりますか?」


その瞬間、言葉に詰まりました。


売上のためならやるのか。

自分の基準に合わないものは断るのか。


事業プランは整っていました。

しかし、自分の判断軸は整っていなかった。


ここでも私は、

自分の感性でブレーキをかけようとしていたのです。




ブレーキを踏みながらの経営は続かない


私はオリーブオイルの輸入業を20年続けてきました。


アクセルを踏めば売上は伸びる。


しかし、ブレーキを踏みながらの事業は不可能だと、

身をもって知りました。


理屈で押し切れても、

どこかで必ず歪む。


経営者が自己一致していない状態は、

見えないコストを積み上げます。


・意思決定が重くなる

・組織の空気が濁る

・発信が一貫しなくなる


そして何より、

経営そのものが苦しくなる。




持続する経営とは何か


持続とは、

利益が出続けることではありません。


経営者が、自分の感性を否定せずに続けられること。


そのために必要なのは、

戦略の前に、


自分は何を大切にして経営するのか。


この問いを明確にすることです。


私はここに気づいたとき、

初めて思いました。


「自分の感性を信じていいんだ」と。




結論


成果が出る手法は数多くあります。


しかし、


自分を誤魔化しながらの経営は、

持続しません。


売上は結果です。


持続性を生むのは、

自己一致という土台。


もし今、


・どこかで違和感を抱えている

・成果は出ているのに重さがある

・もう一段、進化したいと感じている


そうであれば、一度立ち止まってみてください。


あなたは、

どんな人間として経営したいですか。


その問いから、

持続する経営は始まります。

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