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経営判断が止まったとき、経営者は自分を責めなくていい

  • 執筆者の写真: Yutaka Sato
    Yutaka Sato
  • 1月18日
  • 読了時間: 3分

経営判断が止まったとき 経営者は 自分を責めなくていい

事業は回っている。

売上も立っている。


それなのに、

次の判断ができない。


「このまま進んでいいのか分からない」

「決めきれない自分は、経営者として弱いのではないか」


そんなふうに、

誰にも言えない違和感を抱えたまま、

日々の判断だけを先延ばしにしている経営者は少なくありません。


けれど、

経営判断が止まることは、

能力不足でも、努力不足でもありません。


多くの場合、

それは“異常”ではなく、

構造の問題です。




判断が止まったとき、経営者がやりがちな誤解


判断が止まると、

多くの経営者は、無意識に自分を責め始めます。

•自分はまだ足りないのではないか

•もっと努力しなければいけないのではないか

•何か重要なノウハウが欠けているのではないか


だから、

•気合を入れ直そうとする

•行動量を増やそうとする

•情報や知識を足そうとする


でも、

それを重ねても、

なぜか軽くならない。


むしろ、

判断はますます重くなっていく。


それは当然です。

止まっている原因が、

そこにないからです。




本当は止まっているのは「行動」ではない


経営判断が止まっているとき、

止まっているのは行動ではありません。


止まっているのは、

つながりです。

•なぜ、この事業を始めたのか

•何が満たされると、自分は力が出るのか

•どんな状態であれば、この責任を引き受けられるのか


こうした

原点や深層価値観と、

今の事業の判断軸が、

一時的に切り離されている。


だから、

どの選択肢を見ても、

「決めていい感じ」がしない。


行動力が落ちたわけではなく、

判断を支える土台が、

少し見えなくなっているだけなのです。




だから最初にやるべきは「前に進むこと」ではない


判断が止まったとき、

最初にやるべきことは、

無理に前に進むことではありません。

•無理に決めない

•無理に強くならない

•無理に自分を鼓舞しない


必要なのは、

立ち戻ることです。

•なぜ、ここまで続けてきたのか

•何を大切にしたかったのか

•どんな在り方なら、この事業を続けられるのか


一度、

原点と今を、

結び直す。


その作業を飛ばしてしまうと、

どれだけ正しそうな戦略も、

どれだけ合理的な選択肢も、

どこかで心が拒否します。




経営判断が再び動き出す瞬間


多くの人は、

「正解が見えたら動ける」と思っています。


でも実際は、

違います。


判断が動き出すのは、

正解が見えたときではありません。


「これなら引き受けられる」

「この責任なら持てる」

「この方向なら、自分でいられる」


そう腹が決まったときです。


その瞬間、

迷いがすべて消えるわけではありません。

不安がゼロになるわけでもありません。


ただ、

判断が“戻ってくる”。


重さは残っていても、

前に進める感覚が、

静かに戻ってくる。




動けないとき、経営者は自分を責めなくていい


経営判断が止まることは、

失敗ではありません。


動けないのは、

弱さでもありません。


多くの場合、

それは

価値観と原点が一時的に切れているだけです。


そのつながりが、

再び一本につながったとき、

行動は無理なく戻ります。


だから、

判断が止まったとき、

経営者は自分を責めなくていい。


まずは、

立ち止まっていい。


静かな時間に、

一度だけ問い直してみてください。


この事業は、

あなたの人生と、

今も同じ方向を向いていますか。

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