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価値観の言語化が自己受容につながった理由

  • 執筆者の写真: Yutaka Sato
    Yutaka Sato
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分
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長年できなかった自己受容


私はこれまで、「一流大学を出て、よい企業に勤めるのが一番」という父の価値観に合わせて生きてきました。


しかし、親の望む大学には入れなかったため、家族からの評価は低く、「自分はダメだ」という思いをずっと抱えていました。「理想の自分」と「現実の自分」の間で、足りない自分を責め続ける日々。


何か指摘を受けるたびに、「生まれてきてごめんなさい」と心の中でつぶやいていました。



深層価値観の言語化との出会い


そんなとき、価値観を言語化する機会がありました。それまでぼんやりとしていた「自分らしさ」が、はっきりと輪郭を持ちはじめた瞬間です。


胸の奥が少し温かくなり、「これが私の核なのかもしれない」と感じました。そして、その言葉を毎日読み返しました。



自己受容が生まれた瞬間


自分の本質を言葉にできたとき、自分が大切にしてきた想いは自分にしかないもので、人と比べなくてもよいものだと気づきました。この価値観を満たすと、心が満たされて幸せになれるのです。


私の場合、それは「エネルギー循環」。特に、ライブハウスで音楽を聴きながらお酒を飲んでいるときに感じます。演奏者からエネルギーをもらい、心地よい音色とリズムによって生命力が高まり、それがまた演奏者にも伝わっていく──そんな感覚です。


それまでは「自分は幸せになれないし、なってはいけない自分」だと思っていました。でも、「自分は幸せになれるし、幸せになっていい自分」だと気づいたのです。


やがてその気づきは、「深層価値観を満たすために自分は生きている」という確信へと変わっていきました。



自己肯定感が“マイナスからゼロ超え”へ


「この私でいい」という安心が芽生え、それが次の一歩の土台になりました。言語化の直後、劇的な変化ではありませんでしたが、自己肯定感はマイナスからゼロより少し上に変わりました。



まとめ


深層価値観の言語化は、ただの自己分析ではありません。それは「自分を許すためのきっかけ」でした。


自己肯定感のプラス転換は、派手な変化ではなく、自己受容から始まるのかもしれません。


もし、あなたが、過去の私のように他人の価値観に生きて、自分を受け入れられず、人生を謳歌できないのなら──深層価値観の言語化をしてみてください。


きっと、あなたも自己受容でき、やがて自己肯定感も少しずつ高まっていくはずです。

 
 
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