ブランディングとブランド設計の違い──味語り®が設計しているもの
- Yutaka Sato

- 7月26日
- 読了時間: 4分

「ブランディングをされているのですか?」
味語り®についてお話しすると、そう聞かれることがあります。
そのたびに私は、
「少し違います。私はブランド設計を専門にしています。」
とお答えしています。
もちろん、ブランディングはとても大切です。
ただ、私が専門としているのは、その前段階にある「設計」です。
今回は、味語り®が考えるブランド設計とブランディングの違いについてお話ししたいと思います。
ブランド設計とは、何を設計することなのか
私が考えるブランド設計とは、ロゴやホームページを作ることではありません。
それらは、設計したブランドを表現するための大切な実装です。
ブランド設計とは、その前に、
「誰に、どんな価値を、どんな約束として届けるのか」
を定義することだと考えています。
誰に届けたいのか。
どんな未来を提供したいのか。
なぜ、その人だから選ばれるのか。
そして、どんな約束をお客様と交わすのか。
こうした事業の土台を言葉にし、一つの構造として整理することがブランド設計です。
ブランディングは、その設計を実装し、浸透させること
一方で、ブランディングとは、設計した内容を実際の事業の中で表現し、浸透させていくことです。
ホームページ。
ロゴ。
SNSでの発信。
商品やサービス。
接客。
顧客体験。
社員の判断や行動。
これらすべてを通して、お客様との約束を一貫して伝えていく。
その積み重ねによって、
「あの会社らしい。」
「この人らしい。」
という認識が育っていきます。
これが、私の考えるブランディングです。
なお、ブランド設計まで含めてブランディングとして支援されている方も多くいらっしゃいます。
味語り®では、その中でも「実装する前の設計」に特化している点が特徴です。
味語り®が、さらに大切にしていること
ブランド設計では、ペルソナや強み、USPを整理することが一般的です。
もちろん、それらもとても大切です。
ただ、私が多く出会ってきたのは、それだけでは整理しきれない事業者の方々でした。
体験しないと価値が伝わりにくい無形商材ビジネス。
そして、自分の在り方まで事業で表現したいと考えている方々です。
そうした方は、お客様に喜ばれているにもかかわらず、
「なぜ選ばれているのか」
を言葉にできないことが少なくありません。
在り方も、選ばれる理由になっている
私は、その理由は能力だけではないと思っています。
お客様は、
「何をしてくれる人か」
だけではなく、
「どんな人として関わってくれるか」
にも価値を感じています。
つまり、在り方も選ばれる理由の一つになっているのです。
ところが、その在り方は本人にとって自然すぎます。
だからこそ、自分では価値として認識しにくく、言葉にもできません。
その結果、
発信が難しくなる。
紹介してもらいにくくなる。
ホームページにも何を書けばよいのかわからなくなる。
そんな状態になってしまいます。
深層価値観から、在り方を言葉にする
味語り®では、まず深層価値観を言語化します。
そして、その価値観が、事業の中でどのような判断や関わり方として表れているのかを整理し、事業者としての在り方を定義します。
さらに、その人が自然に発揮している強みを整理し、理想のお客様との約束へとつなげていきます。
私が設計しているのは、単なる商品の魅力ではありません。
在り方と強み、その両方によって、理想のお客様から選ばれる理由です。
ブランド設計があるから、ブランディングが活きる
ブランド設計とブランディングは、どちらが重要という話ではありません。
設計図があるからこそ、ブランディングは一貫します。
そして、実装され、お客様との約束が体験として積み重なることで、ブランドへの信頼が育っていきます。
だから私は、ブランド設計を専門にしています。
特に、自分の在り方まで事業で表現したい方にとっては、発信やデザインよりも先に、その在り方を言葉にすることが、事業全体の土台になると考えているからです。
私自身も長い間、「想いはあるのに、うまく伝えられない」という壁にぶつかってきました。
その経験から生まれた考え方については、Kindle本
『なぜ、あなたの想いは伝わらないのか』にも書いています。
ブランドとは、見た目を整えることではありません。
自分の在り方が、理想のお客様に伝わり、選ばれる理由になるよう設計すること。
味語り®では、その土台づくりをお手伝いしています。



